Vancouver

バンクーバー・エリアガイド

多様性と文化背景において、バンクーバーはトップの勲章を得ることでしょう。多文化都市の名の通り、異なる文化を背景に持つエリアがたくさんあり、地元住民や旅行者を快く受け入れてくれます。たくさんの顔を持つバンクーバーの各エリアの違いを肌で感じてみましょう。また、それぞれのエリアは程近くに位置しているので、簡単にアクセスできるのも嬉しいポイントです。

コールハーバー

コールハーバーはダウンタウン内にありながら、とても穏やかな水辺のエリアです。また驚くことに、鉄道の終着駅の隣に元々造船所があったという歴史を背景に持っています。コールハーバーはカナダプレースからスタンレーパークの東、バラード湾とジョージアストリートに挟まれたエリアのことで、バンクーバーコンベンションセンターや、コンドミニアムが立ち並び、ビジネスと住宅が混在しています。ここではシーウォールを行く人はもちろん、カフェやレストラン、人気のマリーナで思い思いに時間を過ごす人々を見かけることでしょう。時折水の中から頭をちょこんと出すアザラシの姿を見ることもできます。

チャイナタウン

1890年代に始まったバンクーバーのチャイナタウンは、100年以上の歴史を持ち、エキゾチックなグルメ、華やかな文化と共ににぎわいを見せてきました。大陸横断鉄道建設と鉱山での仕事のために、多くの中国系移民がバンクーバーへと移り住みました。歴史と建築物が特徴的なチャイナタウンは、ダウンタウン東側に広がり、北米の中ではニューヨークとサンフランシスコに次ぐ大きさを誇ります。メインはイーストペンダーストリート、ゴアストリート、イーストジョージアストリートとカーラルストリートに囲まれた6ブロックになります。たくさんの専門店が軒を連ね、見ているだけで飽きないことでしょう。また飲茶のレストランや漢方薬局、息抜きできるようなスポットもあります。伝統的なチャイナタウンの顔を見せる一方で、若い起業家達による、モダンな小売店も次々とオープンしています。多くはコロンビアストリートとメインストリートに挟まれたイーストペンダーストリートで見つけることができます。

コマーシャルドライブ

ザ・ドライブとも呼ばれる、多文化の融合したコマーシャルドライブもまた、探索をしてみたいエリアの1つです。リトルイタリーとしても知られるコマーシャルドライブは、移民、ファミリー、ヒッピーなどが集まるカラフルな地域です。1800年代後期に、このエリアは木材の伐採で栄え、コマーシャルドライブ沿いには次々とビジネスがオープンし、周辺は住宅地として発展しました。そして2つの大戦後に新たな移民の波が押し寄せてきます。その多数はイタリアや南ヨーロッパからで、これが現在のコマーシャルドライブの雰囲気を作り上げています。このエリアは正式にはグランビュー・ウッドランドと呼ばれており、西はクラークドライブ、東はナナイモストリートを端に、バラード湾からブロードウェイ(9番通り)までの地域を指しますが、トラウトレイク、ジョンヘンドリーパークも含まれることもあります。

ガスタウン

1867年にガスタウンの名前の由来となったジョン・“ギャシー・ジャック”・デイトンが、バーを始めたことがきっかけとなり誕生したガスタウンはバンクーバーで最も歴史のあるエリアです。現在ではノスタルジックな中にも、感性豊かな雰囲気に包まれています。ビクトリア調の建物をそのまま使用したアパレル店や、ショップ、ギャラリーのほか、人気のレストランも軒を連ねています。スタイリッシュな地元住民が集うエリアでもあり、徒歩で見て回るのに最適です。ダウンタウンの北側に位置し、リチャーズストリートからメインストリートの間、ヘイスティングスストリートまでのエリアとなります。

グランビルアイランド

1900年代諸島、グランビルストリートは工場街として栄えていましたが、現在は様相をがらりと変え、地元住民や観光客でにぎわう必見のスポットとなっています。実際には島ではなく、ダウンタウンの南に位置するグランビル橋の真下にある小さな半島で、パブリックマーケットを中心に小劇場やアートスタジオなどが軒を連ね、文化の発信地としても機能しています。

グランビルストリート

ダウンタウンの中心部に位置するグランビルストリートには、エンターテインメントが多く集まっています。たくさんのレストラン、バー、ナイトクラブがひしめき、特に週末はナイトライフを楽しむ人々を多く見かけることでしょう。ウォーターフロント駅から、グランビル橋のふもとまでを指し、昼間は比較的静かですが、夜になるとにぎわいを見せます。また、市内のバスの多くがグランビルストリートを通るので、交通の面からも重要な位置づけとなっています。

キツラノ

1960年代キツラノのビーチサイドは、サンフランシスコのヘイト・アシュベリーと同じく、ヒッピー達の多く集まるエリアでした。現在のキツラノは、今もたくさんの文化を持ち、モダンながらもリラックスした雰囲気を楽しむ若者やファミリーが多く暮らしています。また、今では世界的なヨガウェアのブランドのルルレモンも、ここキツラノで誕生しました。ダウンタウンからバラード橋を越えたところにある、このエリアではたくさんの観光スポットに加え、ビーチ、公園、住宅、ビジネスが多く集まるショッピングストリートが混在しています。地元からはキッツと親しんで呼ばれ、16番通りから北の水辺まで、バラードストリートからアルマストリートに囲まれたエリアになります。ほとんどのビジネスは4番通りとウエストブロードウェイ沿いにありますが、ビーチ近くにもレストランやショップがオープンしています。

ロブソンストリート

ロブソンストリートは、BCプレースからスタンレーパークまで続く、バンクーバーで一番有名なショッピングストリートです。バンクーバーに来た際には必ず訪れたいこのストリートは、歴史も古く、第二次大戦後にドイツやヨーロッパのお店が多くオープンしたことから、かつてはロブソンストラスと呼ばれており、今でも国際的な雰囲気が残っています。ダウンタウンの中心部に位置し、ショッピングを楽しむ人々以外にも、仕事へと向かう地元住民、スタジアムへとスポーツ観戦に向かうサポーター、ランチに並ぶ留学生達の姿を目にすることでしょう。

ウエストエンド

ダウンタウン中心部からすぐのウエストは、地元の人々のリアルな暮らしぶりをのぞき見るのにぴったりのエリアです。一方をスタンレーパークに隣接し、イングリッシュベイ、ロブソンストリート、グランビルストリートに囲まれたエリアのことを指します。森林で覆われていたこのエリアを1862年に3人の紳士が73ヘクタールずつ購入し、レンガ工場を設立する予定でしたが、計画は変更になり、このエリアはバンクーバーで初の高級住宅街となりました。今日では驚くほどの多様性を持ち、またデイビービレッジを中心にLGBTコミュニティが広がります。歴史的価値の高い住宅が数多く残ると同時におよそ4万人の人々が高層アパートに暮らしています。公園やビーチはもちろん、人間観察やグルメも楽しめます。

デイビービレッジ

虹色の旗があちこちに掲げられた、にぎやかなこのエリアはウエストエンドの中心部に位置しています。LGBTのコミュニティとして世界的にも知られているデイビービレッジは、昼間はリラックスした雰囲気が広がりますが、夜になると人気のナイトクラブやパブが遅くまで営業し、多くの人でにぎわいます。デイビービレッジは、バラードストリートからジャービスストリート間のデイビーストリートのことを指します。横道にも素敵なお店やレストランがオープンしているので要チェックです。

イエールタウン

かつてカナダ太平洋鉄道の西の終着点であったイエールタウンは、バンクーバー万博が開催された19864年に再開発されました。それにより、倉庫街だったエリアがバンクーバーで最もスタイリッシュな街へと生まれ変わりました。シックなコンドミニアムやカフェ、おしゃれなレストランや雑貨店、緑あふれる公園と、ここには全てが揃っています。イエールタウンはダウンタウンの南側、ホーマーストリートとロブソンストリートの交差点からフォールスクリークまでのエリアを指します。